プロジェクトNo.14 セミナーなどで講演者を信じる基準は?

セミナーなどで講演者を信じる基準は?
第1位[講演者の話が退屈だった]226人 (有効回答者数 540名)

 

最近、コールド・リーディングという技術が話題になっている。

WEB上のフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、コールド・リーディングとは次のように定義されている。


外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手にわたしはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術である。「コールド」とは「事前の準備なしで」、「リーディング」とは「相手の心を読む」という意味である。

この言葉が話題に上るのは、この技術について書かれたベストセラー本がきっかけであるが、実はこの話術を私たちは普段から見聞きして知っている。

例えば、マジシャンもこの技法を用いて客を手玉に取る。優秀なセールスマンもこの技法で顧客の心を掴む。子どもも親の心を巧みにつかむ。「今度のテスト頑張るから、お願い!」という短い言葉だけで、親の財布からお小遣いを引き出すことができるのだから、大人にとって脅威的なコールド・リーダーだと言える。

このようにこの技術は、決して非倫理的ではないが、悪徳商法の常套手段としても悪用されることがあるため、決して良い印象を持たれていない。
技術とは一定のレベルまで習得すれば誰でも効果を引き出せるため、悪用も免れない。
しかし、人は言葉だけでなく全体の印象で物事を判断し決断する。人は、第一印象をほぼ「見た目」で決定すると言われている。
顔の表情やしぐさ、身だしなみなどの視覚的情報が6割。話し方や口調、言葉遣いなどの聴覚的情報が3割。言葉の意味や価値観、思想などの言語情報はわずか1割にも満たない。つまり、人は見た目の印象で決まる。

メラビアンの法則

■アンケート内容は以下の通り。
「もう二度と参加したくないセミナー・講演会・勉強会はありますか?」

  1. 講演者がうさんくさかった
  2. 講演者のプロフィールが信用できなかった
  3. 講演者の話が退屈だった
  4. 講演者の能力や実績が二流だった
  5. 主催者に信用が置けなかった
  6. 主催者のスタッフの対応が悪かった
  7. 主催者が怪しい企業・団体だった
  8. 主催者や講演者の周りに取り巻き(シンパ)がいた
  9. 主催者や講演者から特定の商品をセールスされた
  10. 主催者や講演者の人間性に信用が置けなかった
  11. 参加したことがない
  12. 不満はなかった

この質問に対して、540人の有効回答が得られた。

第1位
講演者の話が退屈だった
226人
第2位
講演者がうさんくさかった
109人
第3位
主催者や講演者から特定の商品をセールスされた
80人
第4位
不満はなかった
69人
第5位
主催者のスタッフの対応が悪かった
69人
第6位
主催者が怪しい企業・団体だった
58人
第7位
講演者の能力や実績が二流だった
56人
第8位
主催者や講演者の周りに取り巻き(シンパ)がいた
43人
第9位
主催者に信用が置けなかった
43人
第10位
主催者や講演者の人間性に信用が置けなかった
41人
第11位
参加したことがない
39人
第12位
講演者のプロフィールが信用できなかった
31人

(複数回答可のため、のべ得票数は864)

 

セミナー、講演のテーマはもちろん重要な要素だが、それを「誰から聴くか」によって評価は大きく変わる。もっともらしい内容も、語る人物次第でうさんくさく聞こえるものである。
何度も何度も原稿に目を通し、語る内容に意識を傾ける講演者は多いが、自分の見た目について意識を傾ける講演者は少ない。
講演者には、言葉を操る技術よりも、自分と自分を取り巻く環境すべてを信頼に値するものとして演出する能力が必要なのではないだろうか。

執筆:曹堆良

■[回答者の声]

  • “プチ企業セミナー”に参加したときのことですが、チラシには、「起業の仕方を教えます」と書いてあったのに、実際の内容は「安易に企業なんて考えるな」という話だった。間違ってはいないと思いますが、だったら、そういうチラシの打ち方をして欲しかった。参加者のほとんどが、ポカンとした表情でした。【愛知県,女性,32歳,その他技術者】
  • EQ向上セミナーというのに社命で参加させられました。参加費は13万円!もちろん会社持ちです。講師が「概念」「毒出し」「魂」という3つの言葉をやたらと使ってお話を進めていくのですがさっぱり何を言いたいのかわかりませんでした。「人間はストーブのようなものである。概念という煙が煙突から出ていって天井に登り自らに降り注いで体を追おう垢となる」って言うんですよ。意味がわからないどころか、私には戯言のように聞こえました。最終日盛り上がって泣き喚く受講者も不気味で帰りたくなりました。【兵庫県,女性,43歳,事務職】
  • いつも、ひとつの考え方として聴いています。【神奈川県,男性,53歳,事務職】
  • うさんくさい場には参加しないのが一番です。たとえ知人の誘いであっても。大手か公共機関のものしか信用しないことにしています【神奈川県,女性,51歳,主婦】
  • セミナーって言葉にうさんくささを感じるような。【神奈川県,男性,23歳,大学・大学院生】
  • セミナーとは名ばかりで、商品の販売がメインというもの、ただ講演者が自分をアピールするだけで中身のないものなどがあった。【埼玉県,男性,42歳,専門職/管理職】
  • セミナーなぞというものははなから胡散臭いので参加する気にもならない。【兵庫県,男性,37歳,無職】
  • セミナーには参加したことがないので、今回のアンケート答えられなくてすみません。【大阪府,女性,37歳,その他】

プロジェクト監修

アンケートプロジェクト名:
セミナーなどで講演者を信じる基準は?
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有効回答者数
 540人
連携掲載紙
大阪日日新聞4/27
おおさかアーカイブ
大阪日日新聞


プロジェクト監修
執筆:曹堆良
編集:長野稔樹(株式会社らくいち)

プロジェクト監修

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