プロジェクトNo.16 仕事ぶりの悪い男とは?
上司が部下を育成する。それは当たり前の話だが、果たして上司は誰に育てられるのだろうか? 女性の社会進出が増えていく中、旧態依然とした男社会の価値観で生きる男性に、辛辣な意見が多数届いた。どうやら、男性は職場でもじっくり観察されているようだ。
高度経済成長期、日本の社会は男性がひっぱってきた。「おじさんパワー」が戦後日本を作り上げたのである。
お陰で、国民の多くがそれなりの裕福さを手に入れた。しかしその陰で、核家族化と少子高齢化が急速に進み、家庭における夫婦の役割が変化した。父親の権威が失われ、家庭における教育力が低下した。離婚率が高まり、育児と仕事を両立せねばならない女性が増えた。会社法が変わり、圧倒的に増えたのは女性起業家だった。いまや、一昔前の男性社会の価値観や理論で経済社会は動かなくなった。
この数年、「ちょいワルおやじ」という言葉がもてはやされている。見た目やライフスタイルに、「不良なかっこよさ」が求められている。それが中年男性の魅力だという。
それもこれも、現代の男性社会からは欠落してしまった「頼もしさ」への憧れなのではないだろうか。
国民的小説家の司馬遼太郎さんも、子どもたちに向けてこう言っている。
鎌倉時代の武士たちは、「たのもしさ」ということを、たいせつにしてきた。
人間は、いつの時代でもたのもしい人格を持たねばならない。
人間というのは、男女とも、たのもしくない人格に魅力を感じないのである。
以上のことは、いつの時代になっても、人間が生きていくうえで、欠かすことができな <中略>
い心がまえというものである。
『二十一世紀に生きる君たちへ』大阪書籍「小学国語」より
そんな時代相を踏まえながら、今回も「ダサイおじさんのイメージ」に関する様々な意見を詳細に見てみたい。
■アンケート内容は以下の通り。
「ダサイおじさんのイメージを教えて下さい。」
- 服装
- アクセサリー
- 髪型
- 体型
- 身だしなみ
- 言葉遣い
- 立ち居振る舞い
- 仕事ぶり
- お金の使い方
- 家庭生活
- 人間関係
- そんな「おじさん」にアドバイスするとすれば?
■[代表的な回答(分類)]
- デジタルデバイドされている。
パソコンやコピー機、メールなどが使えないために、すべて部下に頼らないと仕事にならない。 - 権威主義 上にへつらい、下に傲慢。
- 愚痴が多い
- 自分だけが忙しいと思っている
- 思いやりに欠けている
- 口ばかりで行動しない
- 自分のミスを棚に上げる
- 発言・行動に一貫性がない
- 主体性がない
- 要領が悪い
- 先読みができない
- 行動が遅い、のろい
- 居眠り、昼寝
- 責任感がない
- 投げやり、覇気・やる気がない
- 協調性に欠ける
総回答件数(1574件) 回答者数(女性616 男性310)


