プロジェクトNo.1 不登校児童に関する意識調査

不登校児童に関する意識調査
不登校対策で大事なのは「勉強・学業の
遅れを取り戻すこと」と答えた人の割合
(有効回答者数 267人)
グラフ
7% 勉強・学業の遅れを取り戻すこと 
31% 居場所を作ってあげること 
25% 親とのコミュニケーションを図ること
22% 友達とのコミュニケーションを図ること
15% 外にでるキッカケを作ること

■コミュニケーションで自分の存在意義を再確認
2006年12月「不登校児童に関する意識調査にご協力下さい!」と題したアンケートを実施した。
その結果、267人の有効回答があった。アンケート内容は、

  1. 身近に小学生の不登校児童は何人いますか?
  2. 身近に中学生の不登校児童は何人いますか?
  3. 身近に高校生の不登校児童は何人いますか?
  4. 不登校になる原因はどれだと思いますか?
    [いじめ、学業の遅れ、親の無関心、教師の無関心、社会への不安・不信、無気力]
  5. 不登校児童への対応策として何が大事だと思いますか?
    [勉強・学業の遅れを取り戻すこと、居場所を作ってあげること、外に出るキッカケを作ること、親とのコミュニケーションを図ること、友だちとのコミュニケーションを図ること]
「回答者分布数」回答者分布数

■求められる人間味

首都圏では核家族化にともなって、近隣社会との隔絶などが相乗効果をもたらし、結果的に、大人社会への慢性的な不信感や不安感を持つ子供が多いとされる。

それを裏付けるように、「複数の不登校児童を知っている」と答えた人が全体の5パーセントを占め、さらにその70パーセントが東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県在住の人であった。

なかには、体調不良などで長期不登校になり、復学する機会を逃して、そのまま学校嫌いになったというケースもあったが、やはり不登校になる児童の大半が、いじめ・親の無関心・無気力であるとの結果が出た。

  首都圏では核家族化にともなって、近隣社会との隔絶などが相乗効果をもたらし、結果的に、大人社会への慢性的な不信感や不安感を持つ子供が多いとされる。 それを裏付けるように、「複数の不登校児童を知っている」と答えた人が全体の5パーセントを占め、さらにその70パーセントが東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県在住の人であった。

なかには、体調不良などで長期不登校になり、復学する機会を逃して、そのまま学校嫌いになったというケースもあったが、やはり不登校になる児童の大半が、いじめ・親の無関心・無気力であるとの結果が出た。

グラフ 4% いじめ
15% 学業の遅れ
26% 親の無関心 
16% 教師の無関心
14% 社会への不安・不信
25% 無気力

■近畿圏は大丈夫?
  一方、大阪を中心とする近畿圏では、「二人以上の不登校児童が身近にいる」と答えた人はいなかった。
その点では、首都圏に比べるとまだ安心できるが、「高校生の不登校者を知っている」と答えた人が多いというかたよりがみられる。

 近畿圏回答者のうちの大阪府在住の人は75パーセントを占めるが、そのすべてが「身近に高校生の不登校者がいる」と答えている。

 また、近畿圏全体の回答者の傾向を見たとき、大阪・兵庫・奈良に不登校者が集中しているという事実が浮き彫りになった。

 大阪在住の大学生(男性)は、「クラスの輪になじむことができず、不登校という形になってしまう。一番大事なのは、本人の話をひたすら聞くということだと思う。それを踏まえたうえで解決策を練るべきだと思う」と語ってくれた。

■もっと関心をもって
  ここ数年、いじめを苦にした自殺者のニュースが連日メディアを騒がせている。不登校はコミュニティからの逃避・隔絶という意味で、「ゆるやかな自殺」とも言える。

 兵庫県在住33歳の主婦は、「やはり、家庭、学校、地域が一丸となってとりくむ問題と思います。まだまだ、無関心な人が多いようです」と、家庭・地域・学校の三者間問題を指摘する。

 ほかにも、「保護者、学校、教育委員会の三者間連絡を頻繁にすべき」という回答者が複数いたのに対して、「親や家族が子供に何でも与える事により、(親が未熟だから)子供が生きる力を養えない。食生活も大事だと思いますし、親への教育も必要だと思います。土いじりが子供の心を癒すと講演会で聞きました」(大阪府・女性・30代)というユニークで実践的な意見があった。

■話を聞いてほしい
  また、「親が子供に遠慮して言いたい事も言えず子供の言いなりになっているケースが多すぎます。親子はあくまでも親子です。友達ではありません。叱るべき時はきちんと叱る、ほめるべき事はきちんとほめる。そして親子の忌憚の無い会話がおざなりになってはいないでしょうか。あとは、親が手間ひまかけた手作りの食事を食べさせることです。それから文部科学省は学力一辺倒で教員を採用するのではなく、人間性、適応性を見た上で教師を採用してもらいたいですよね」(千葉県・50代・女性)といった熱心な提言もあった。

 みずからが不登校児童だったという告白を踏まえて、「ただ、話を聞いてほしかっただけなのに、親ですらそれを分かってくれなかった」という奈良県在住の女性は、「親・友人からの執拗なほどの声かけ」が不登校児童をコミュニティに復帰させる近道だと語ってくれた。

■学業よりも会話
  この調査では、身近に不登校児童がいないと答えた人のなかにも、教育問題について具体的な提言を持った回答者が多数いるということが分かった。また、学業の遅れよりも、親・友人とのコミュニケーションを活発にして、自分の存在意義を再確認することが居場所づくりになるという考え方が一般的であることが分かった。

 

プロジェクト監修

アンケートプロジェクト名:
 不登校児童に関する意識調査
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有効回答者数
267人
連携掲載紙
大阪日日新聞2/15
おおさかアーカイブ
大阪日日新聞

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プロジェクト監修
荒木義教

教育サポート
Reve(れーぶ)ねっと

代表 荒木義教

コメント
 不登校生児童は、学校において、また家庭においても居場所がないと感じています。彼らに居場所を提供することで、一時的であるにせよ、ある意味安心すると思います。しかし、彼らが、いずれ自立し社会に復帰するためには、人とのコミュニケーションや、外に出るキッカケを作ってあげることが大切。その為には、彼らの目標探しにつながるコンテンツを提供する必要性が高くなってきます。
執筆:増井雄一郎(株式会社らくいち)
編集:長野稔樹(株式会社らくいち)

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