プロジェクトNo.5 カニの好み・食べ方に関するアンケート
■アンケート内容
株式会社らくいちは、このほど「カニの好み・食べ方に関するアンケート」と題するリサーチを行った。その結果、357人の有効回答数が得られた。
アンケート質問内容は、
- .カニは好きですか?(好き、大好き、特に好きではない、嫌いなほう、大嫌い)
- .好きなカニの種類はどれですか?(ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、上海蟹、その他)
- .どんな食べ方が好きですか?
(刺身、焼きガニ、鍋、ボイル、酢の物の具として、お吸い物の具として、その他)
- .お気に入りの食べ方を教えて下さい!
■人蟹合戦、三千年。
カニについて、「特に好きではない」「嫌いなほう」「大嫌い」と答えた人はアンケート回答者(三百五十七人)の中で、わずか11%の三十八人だった。
その三十八人の回答者について、詳しく調べてみると面白いことが分かった。
- 「カニはあまり好きではないのですが、かに味噌の雑炊が大好きです。
初めて食べた時にとても感動しました。だしがきいてすごくおいしかった。
今でもその味は忘れません」(二十六歳、女性) - 「やっぱり酢の物をポン酢で食べるのが一番!」(三十七歳、男性)。
いずれも、「カニは嫌いだ」と答えているにも関わらず、お気に入りの食べ方についてはそれぞれこだわりがあるようだ。食べ方について「特になし」と答えた人はわずか二人だった。
つまり、生粋のカニ嫌いはわずか1%だということがいえる。
和牛、松茸、キャビア、フォアグラなど、いわゆる高級食材は数々あるが、これほどまでに国民に愛されている高級食材はカニぐらいのものだろう。
果たして、カニの魅力とは何だろうか?
口に入れるまでにとにかく手間がかかる。殻取りのときに手が汚れ、食べるときにその手を拭う。両手を駆使しなければ食べられない。食器も箸も汚れる。殻を入れる容器も用意しなくてはいけない。後片づけも面倒だ。殻取りの作業に集中するため、食卓から会話がなくなる。
多大な時間と労力をかけた割には、口に入れられる身は少ない。ハイリスク・ローリターンな食べ物だと言って良い。
しかし、である。お歳暮でカニが届いたときの喜び。発泡スチロールの容器いっぱいにカニの足が詰まっているのを見たとき、心が小躍りする。家人のつきそいで行ったスーパーやデパートの大きな水槽の底でたたずむカニを見たとき、「ふ〜む、上物だな」などと腕を組んでしまう。
カニには、そのデメリットを補ってあまりある食の魔力があると言って良い。人の心と胃袋を刺激する何かがあるのだろう。他の高級食材と比べたとき、その魔力は群を抜いている。
人がカニに魅了されたその始めはとても古い。中国では、周の時代にはすでに蟹食の習慣があったことが「周禮」という書物に記されている。周は、紀元前1046年頃から紀元前256年までの時代。おおよそ、酒食などの文化は同時発生的に起こるらしいので、ヨーロッパでも紀元前には蟹食文化があったことは想像に難くない。
人類は、少なくとも約三千年間、カニを食べてきた。
しかし、どうだろう。
人は食卓に供するためにカニを網でとりこにするが、とりこになっているのは人間のほうではないのか。
■カニ好き日本人のオリジナル・レシピ!
ひとくちにカニと言っても、種類は数え切れない。
カイカムリ科、マメヘイケガニ科、ホモラ科、ミズヒキガニ科、アサヒガニ科、ヘイケガニ科、カラッパ科、キンセンガニ科、コブシガニ科、クモガニ科、ヤワラガニ科、ヒシガニ科と枚挙にいとまがない。
その中でも、ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニ、上海蟹の四種に絞って、人気調査をしてみた。
見事、一位に輝いたのは、タラバガニで38%。二位は、ズワイガニで29%。その後を、毛ガニ(23%)、上海蟹(5%)と続く。
ちなみに、人気ナンバーワンのタラバガニは正確にはカニではない。エビ目・ヤドカリ下目(異尾下目)である。
![]() |
■ タラバガニ 199票 38% ■ ズワイガニ 260票 29% ■ 毛ガニ 157票 23% ■ 上海蟹 31票 5% ■ その他 32票 5% |



