プロジェクトNo.6 一番好きな男優(俳優)は?
一番好きな男優(俳優)は? (有効回答者数 305人)
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■グラフは、ジョニー・デップ、トム・クルーズ、ブラッド・ピットの3人のファン投票数(21+24+24=69人)が全体305人の22.6%を占めている円グラフ。 |
■「花美男」も「海賊」には叶わない!
ゴールデングローブ賞、アカデミー賞など、映画界が賑わうこの季節。最も人気の俳優は誰だろう。「一番好きな男優は?」の質問に、全国より18歳から70歳まで305人の男女から回答を得ることができた。
やはり、トップに躍り出たのは今をときめくこの3人だった。「ブラット・ピット(以下ブラピ)」「トム・クルーズ(以下トム)」そして「ジョニー・デップ(以下ジョニデ)」である。ブラピとトムは見事同票で1位、僅か3票差でジョニデが2位となり、この3人の人気はほとんどかわらないものといえる。
昨年、「Mr&Mrsスミス」で共演したアンジェリーナ・ジョリー(ジョン・ヴォイトの娘)との間に一女をもうけ父親となり、話題になったブラピ。同様に、妻ケイティ・ホームズとの間に一女をもうけて父親となったトム。「パパになった」共通点はあるが、
- 「ハンサムかつ可愛い(神奈川県・50代・女性)」
- 「とにかくかっこいい(兵庫県・40代・女性)」
- 「顔が好き(広島県・40代・女性」
など、演技よりルックス重視の女性支持が圧倒的に多いブラピ対して、
- 「演技の幅が広い(大阪府・40代・。男性)」
- 「『トップガン』のさりげない演技が最高に格好よかった(兵庫県・40代・男性)」
「演技を近くで見たことがあり、普通の人とは違う繊細さと集中力がある」など、断然演技力を支持する男性が多いのがトム(さらに渡辺謙をハリウッドスターに仕立て上げた「ラストサムライ」より、「トップガン」での評価が高いのも面白い)と、評価的にはお互い正反対となっている。
■そして何より注目すべきはジョニデであろう。昨年はシリーズのパート2、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」の海賊ジャック・スパロウ役で大ブレイク、人気が急上昇したのである。
「シザー・ハンズ」や「ギルバート・グレイプ」、そして「チャーリーとチョコレート工場」などで幅広い演技力を発揮し、コアなファンを確立していた彼だが、再び演じた「ジャック・スパロウ」役が、その人気を不動のものにしたといえよう。
- 「演技力が素晴らしい(秋田県・20代・女性)」
- 「彼しかできない役どころが多い(大阪府・40代・女性)」
- 「男からみてもかっこいい(熊本県・30代・男性)」
など、ブラピやトムのゆるぎない人気を追い越すほどの勢いが、今の彼にはあるのではないか。
3位からは、「007」シリーズのジェームズ・ボンド役でその名を馳せた「ショーン・コネリー」に続き、「ダーティハリー」で人気の「クリント・イーストウッド」、「バック・トウ・ザ・フューチャー」でブレイクした「マイケル・J・フォックス」が並ぶ。そして「インディ・ジョーンズ」シリーズの「ハリソン・フォード」と、ハリウッドを代表する実力派スターのあとに、タイタニックで世界中の女性を虜にしたレオナルド・ディカプリオがやっと登場する。当時の美しい少年の姿はすっかり消え、貫禄のついた彼は、人気のほうもかなりどっしり落ち着いたようだ。
■さらに、「ジャッキー・チェン」「リチャード・ギア」「ロバート・デニーロ」「キアヌ・リーブス」と続くが、このあとやっと、「アル・パチーノ」や「ブルース・ウィリス」に並んで名前を挙げるのが、韓国俳優の「ソン・スンホン」である。「夏の香り」、「秋の童話」などのテレビドラマで有名な、そう、かの「韓流ブーム」で人気を博した花美男(韓国ではイケメンのことをこういう)俳優のひとりだ。
さらに見てみると、「韓流」イケメンは「ブラザーフッド」の「チャン・ドンゴン」、「美しき日々」の「イ・ビョンホン」、「天国への階段」の「クオン・サンウ」そして例の韓流ブームの火付け役「冬のソナタ」の「ペ・ヨンジュン」「パク・ヨンハ」の6人だけである。しかも、「クオン・サンウ」から以下にいたっては各自1名しか記入がない。あの、「微笑みの貴公子」として日本中の中年女性の心を鷲掴みにした「ペ・ヨンジュン」までもである。
また、韓国のキムタクと呼ばれ、ペ・ヨンジュンらと並んで韓国四天王の一人として活躍する「ウォンビン」にいたっては存在すらしていない。
3年前、あれだけ日本に一大旋風を巻き起こした「韓流」だが、これだけ影も形も薄くなっているとは、一体何だったのだろうか。アジアの勢いが盛り上がることは大いに好ましいことだと思われたのだが、結局ただ踊らされていた感は否めないだろう。コアなファンは定着しているのだろうし、ブームが去るのは宿命であるから仕方がないが、それとともにアジアへの関心がまた薄くなっていっているのなら残念である。ただ、映画俳優というフィールドで見れば、もはや舞台はやはりハリウッドスターの帰り咲きである。凛々しさと美しさを兼ね備えた韓国イケメン「花美男」も、ハリウッドの荒波をも豪快に乗り切る「海賊」の勢いには太刀打ちできなかったようだ。
執筆:寺本美和
編集:長野稔樹(株式会社らくいち)


